映画の足あと

見つかった映画鑑賞記録が書かれた手帳
見つかった映画鑑賞記録が書かれた手帳

身の回りを整理していたら、古い手帳が何冊も見つかりました。手帳には、いつ、どこで、どんな映画を見たか記録されていました。 青春時代は映画館通いに明け暮れていた。

暗い映画館の「どこでもドアー」を開けタイムマシンの

イスに身を沈め、色んな国を巡り、歴史の現場に立ち会い、

色んな人と出会い多くの体験をしました。

映画は、人生の学校でした。

淀川長治先生の「横浜映画の友の会」にも通い、

「一流のものを見なさい」「他人歓迎」「苦労よ来い」

「私は、まだかつて嫌いな人に会ったことがない」の精神を教わりました。

青春の思い出、記録としてアップしていきます。

2022/03/29

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子供の頃は、近所に映画館がたくさんあった。

「あづま国際」「吾妻富士館」「橘館」「墨田文映」「墨田オデオン」「請地シネマ」「押上シネマ」「向島金美館」がありちょっと足を伸ばせば、「江東リッツ」「本所映画館」がある錦糸町の映画館街、隅田川を渡れば浅草六区の映画館街まで3kmの距離でした。小学生の夏休みの夜は、校庭で行われる映画会へ行った。銀幕が風で揺れ映像が少し波打っている映画を夕涼みがてらに見た記憶がある。中学卒業の春、友達に誘われて高倉健主演の「網走番外地」を観に行ったのが、映画を観だした始まりだった。健さんが、網走刑務所から脱獄し丹波哲郎が健さんを追うストーリーでした。健さんがかっこよく、すっかりファンになってしまい「網走番外地シリーズ」「昭和残侠伝シリーズ」「日本侠客伝シリーズ」と夢中になり健さんを追いかけていた。高校の映画鑑賞会で「偉大なる生涯の物語」を観に行ってからスケールの大きさに圧倒され徐々に洋画を観る比率が増えてきた。

70年代は、映画三昧の日々を送っていた。

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